早くわかることが大切
HIVに感染しているかどうかを知ることができるのは、検査だけです。
もし、感染していたとしても、早い時期にわかることはメリットがあります。
治療を始める時期や周りの人に伝えることなどを計画的に進めていくことができます。(エイズを発症してからでは、身体的にも経済的にも負担が大きくなってしまいます。) 早く感染がわかることは、ご自身の健康を維持するためにも大切なことなのです。
また、感染していなかった人は、現在の感染の不安を解消することができ、 今後のセーファーセックスについて、より前向きに考えていく機会にできると思います。
日本では1日に約4人が新たに感染しています
2015年1年間の日本国内における新規報告者数は以下のようになっており、累計では 26,000人ほどとなります。
新規HIV感染者
1,006人
…
過去8位
新規エイズ患者
428人
…
過去8位(※)
合計
1,434人
…
過去9位
日本では、エイズを発症してからHIV感染が判明する人(※)が増えています。 皆さんのHIV/エイズに対する関心が低くなっているために、 予防や検査の大切さが忘れられているのではないかと懸念されています。
検査を受けることの大切さ
HIVは、HIVを含む血液、精液、腟分泌液といった体液が、 相手の粘膜部分や傷口などに接触することによって、 感染の可能性が出てきます。
また、他の性感染症(梅毒、淋病、クラミジア、性器ヘルペスなど)に感染していると、粘膜に炎症を起こしやすくなり、HIV感染の確率が数倍高まります。
HIV感染症/エイズだけが特別な病気ではなく、他の性感染症も感染経路はほとんど同じです。 何らかの性感染症に感染した、感染の機会があった、という方は、念のため、というお気持ちでもHIV/エイズ検査を受けてみてはいかがでしょうか。